日本銀行(日銀)総裁の黒田東彦さんは2023年4月8日に任期満了を迎えることになりました。
黒田東彦の後を受け第32代日銀総裁になることが明らかになったのは植田和男さんです!
日銀の総裁はこれまで日銀出身者か財務省出身者がほとんどである中、
経済学者である植田和男さんが選ばれたというのはまさにサプライズ人事だそうで…。
学者出身者から日銀の総裁が選出されるというのは戦後初だと言われています!!
いったい日銀の新総裁に抜擢された植田和男さんはどんな方なのでしょうか?
この記事では植田和男さんのプロフィール、学歴、略歴、ご自宅についてまとめてみたいと思います。
植田和男のプロフィール!
まずは植田和男さんのプロフィールです!
名前:植田和男(うえだ かずお)
生年月日:1951年9月20日
年齢:71歳
出身地:静岡県牧之原市相良区
職業:経済学者
専門はマクロ経済学、金融論、国際金融論
肩書:東京大学名誉教授、共立女子大学ビジネス学部ビジネス学科教授
配偶者:植田敬子(日本女子大学教授)
カラオケでよく歌う曲:「桃色吐息」
好きなもの:酒(ビール、ブランデー、日本酒何でも)
略歴のところでも紹介しますが、植田和男さんは日本銀行政策委員会審議委員も経験しています。
夏休みになると6歳年上のおじさんの家に遊びに行っていた植田さん!
トランジスタラジオを持って英語の勉強をしたりと本当に勉強好きな少年だったと言われています。
そして大学の教え子たちとの飲み会では、かなりの酒豪で泥酔したことを見たことがないと学生から言われるほどお酒が強いみたいです!
植田和男の学歴!
植田和男の出身高校は筑波大学附属駒場高校!
植田和男さんの出身高校は東京教育大学附属駒場高等学校!
卒業したのは1970年、現在は筑波大学附属駒場高等学校という学校名になっています。
4月8日で日銀総裁任期満了を迎える黒田東彦さんも同じ高校で植田和男さんは7年後輩!
この学校は中高一貫校で唯一の男子校、特徴としては制服がなく自由な校風で学べること。
さらに、筑波大学付属駒場高等学校は全国偏差値第1位で有名です。
その偏差値というのがナント、78!!
この学校の3人に2人が東大に進むとも言われています。
それくらい日本一頭のよい高校であると言えそうですね!
植田和男さんは夏休みに親戚の家に遊びに行くときにもラジオを持参して英語の通信教育を聞くほど勉強熱心だったそうですが、もしかするともともと勉強が大好きだったのかもしれませんよね。
植田和男の大学!
植田和男さんが通われた大学もすごいです!
1974年 東京大学理学部数学科を卒業後、東京大学経済学部へ学士入学
1975年 東京大学大学院経済学研究科へ進学
1976年 マサチューセッツ工科大学大学院へ進学
1980年(29歳) マサチューセッツ工科大学博士課程修了
東京大学で数学を学んだ後、今度は経済を勉強するために経済学部へ入学した植田和男さん!
数学の教科書をまるで本を読んでいるかのようにスラスラと読み解いていたとのことです。
どれだけ数字に強い方なのか?
もはや想像を超えた域にいらっしゃるような気がします。
その後は海外に渡ってマサチューセッツ工科大学へ進学をされています。
マサチューセッツ工科大学もすごい大学みたいですが、どれだけすごいのか調べてみたところ…、
イギリスのタイムズ誌が新聞の付録雑誌として毎年秋に発行している高等教育情報誌による世界大学ランキングというのがありました!
それは104の国と地域にある1,799の大学を対象とし、
・教育・学習環境
・研究
・論文の被引用数
・国際的な展望(国際性)
・業界収入
これら5つの分野を評価基準として順位をつけたものだそうです。
その世界ランキングによるとマサチューセッツ工科大学は世界第5位にランクインされていました(2023年時点)
第1位から5位までの大学を順位に並べてみると…
1位 オックスフォード大学(イギリス) 総合スコア 96.4
2位 ハーバード大学(アメリカ) 総合スコア 95.2
3位 ケンブリッジ大学(アメリカ) 総合スコア 94.8
3位 スタンフォード大学(アメリカ) 総合スコア 94.8
5位 マサチューセッツ工科大学(アメリカ) 総合スコア 94.2
では日本の大学はどうかと言うと…
東京大学は39位で総合スコアが75.9
京都大学は68位で総合スコアが68
100位までの間に日本の大学はこの2校しか入っていないようです。
これを参考にしても世界ランキング第5位にランクインされている大学に通われたということは本当に名誉なことだと思います。
そして植田和男さんは30歳になる前に博士号を取得されています。
その後はすぐには帰国をせずにカナダの大学で経済学部の助教授を務めておられました!
植田和男の略歴!
つづいて植田和男さんの略歴です。
〈助教授時代〉
・1980年 カナダブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授
・1982年 大阪大学経済学部助教授
(1985年~1987年 大蔵省財政金融研究所主任研究官)
・1989年 東京大学経済学部助教授
〈教授時代〉
・1993年 東京大学経済学部教授
(1998年~2005年 日本銀行政策委員会審議委員)
・2005年~2007年9月 東京大学大学院経済学研究科教授
(2005年~ サントリー学芸賞政治・経済部門選考委員)
(2008年~ 日本政策投資銀行社外取締役)
(2011年4月~2012年6月 日本経済学会会長)
・2017年 東京大学名誉教授
・2017年 共立女子大学教授
(2019年~ 日本ホールディングス株式会社社外取締役)
・2020年 共立女子大学ビジネス学部ビジネス学科教授
★2023年4月~ 日本銀行総裁(予定)
※その他にも、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員長、日本銀行金融研究所特別顧問を務める。
植田和男さんは1976年に海外の大学へ進学し卒業後もカナダの大学で教鞭を取っておられたため、約6年の間海外生活を過ごされています。
日本にいる頃から英語にも勉強熱心だった上に海外でさらにスピーチ力にも磨きをかけられたことでしょう。
帰国した頃にはもうペラペラだったでしょうね!
実際、英語でバリバリ議論もできると言われています。
さらに海外の中央銀行ともパイプがあり金融政策の分野においては世界的に有名な方なんだそうです。
このような輝かしい経歴も今回の日銀の新総裁抜擢と関係しているのではと言われています。
植田和男の自宅はどこ?
植田和男さんのご自宅は新宿区にあるということしか分かっていません。
週間文春によると、植田和男さんは2004年、53歳の時に新宿区内に無借金(現金)で一軒家を購入。
日銀の審議委員を務めていた2000年頃はまだ社宅にお住まいだったみたいですが、その後どこかのマンションに引っ越しをされた後に家を購入されたのかもしれませんね。
日本銀行の新総裁に登用されることが報道された2023年2月10日午後8時半頃、
植田和男さんは自宅前でインタビューを受けられた模様…。
こちらの動画のバックに写っているのが自宅の玄関先なのではないでしょうか?!
残念ながら自宅住所は新宿区であること以外は分かっていません。
近所にお住まいの方は多くの取材記者が集まったということから想像すると、きっとすぐにお分かりになったでしょうね!
このご自宅というのがかなりの豪邸みたいです。
約130平米で地価1億円近いと言われています。
外装を合わせると2億円はくだらないだろうとのことでした。
まとめ
2023年4月から日銀の総裁に就任されることが決まった植田和男さんのプロフィール、学歴、経歴、ご自宅のことについてまとめてみました。
当初は植田和男さんは予想候補者には上がっていなかったということですから、総理から発表があった時には周りの人もビックリしたでしょうね!
しかし、目を見張るほど輝かしい学歴と経歴をお持ちであることからも相当な努力家なんだろうなということが想像できます。
これまでの実績を検討した上で人柄も見込まれて今回日銀の新総裁に選ばれたともいえるでしょう。
ご自宅は新宿区内にあるのは間違いないと思いますが詳しい場所は分かりませんでした。
2004年に購入されたということですからすでに19年間そのご自宅で生活をされていることになりますね!
日銀の新総裁が誕生して植田和男さんの出身地である静岡県牧之原市では早くも喜びの声と共に期待の声が上がっているようです。