ココナッツオイルって一時期ものすごく流行りましたよね。
我が家もはまった時期がありまして、よくよく使っていたのですが。しばらく使わないでいると、ココナッツオイルが固まるという・・・・。
さて、この固まったココナッツオイルを溶かすにはどうしたら良いか?
溶かして使うというのがセオリーですが、効率の良い溶かし方はあるのでしょうか?
こちらでは、ココナッツオイルが固まる理由と、効率の良い溶かし方についてまとめました!
ココナッツオイルの効率の良い溶かし方は?
そもそもココナッツオイルは常温で保存するものですが、室内温度が低くなると自然に白く固まってしまいます。
そのため、いざ炒め物をしようとフライパンを熱した時に先の細い容器に入れていたココナッツオイルが固まってしまって逆さに振っても出てこない!なんて事になったら一変にテンションが下がってしまいますよね。
そんな時に一番手っ取り早い方法は小さな鍋にお湯を沸かしてココナッツオイルを容器ごと入れて溶けるまで待つ事です。
ココナッツオイルは25度以上になれば溶ける性質を持っているのでお湯は沸騰するほど熱くしなくても大丈夫です!
溶けたところでいつものようにお料理などに使えます。
寒い時期など、あらかじめ固まっている事に気づいてしまっている時は容器ごとコタツの中に入れて溶かしておくという方法もありだと思います。
お皿に移して電子レンジで温めれば早いのではないか?と思ってしまうかもしれませんが、電子レンジで油を温めると温度が上がり過ぎて引火や火傷など大変危険ですので絶対に避けて下さいね。
ココナッツオイルの保存方法のコツ
しかし、一度溶かしたココナッツオイルも気温が低ければ時間が経てば当然また固まってしまいますよね。
その都度溶かしたりしていたら風味も落ちてしまいそうだし、光熱費も手間も無駄になってしまいます。
それならば、もっとココナッツオイルと上手く付き合って効率良く使ったほうがお得ですよね。
そのポイントは、<ひと手間加えた保存法>にあると思います。
液体状のココナッツオイルを100円ショップでも売っているような製氷皿に流して冷蔵庫でサイコロ状に冷やし固めて取り出し、タッパーやガラス容器に入れて冷蔵庫で保存します。
それを取り出して炒め物などを作る時にそのままフライパンに使う分だけポイと入れて肉や野菜と炒めたり…。
あるいは、タッパーに流し入れて冷蔵庫で固めて必要な分量だけバターナイフでカットして料理に使うのも一つの方法です。
固めたココナッツオイルの料理以外の使用法としては、バターの代わりにトーストに塗るとココナッツの香りがほのかにして楽しめ、さらに好みで蜂蜜やメープルシロップなどをかけて食べると美味しいです。
また、コーヒーに入れると腹持ちが良く、ココナッツの香りのフレーバーコーヒーとしても楽しめますよ!
お菓子作りでバターの代わりに使えばお菓子がしっとりと仕上がります。
ただ、パンを焼くときに使うと膨らみが足りなくなってしまう事もあるようなので注意が必要かもしれません。
ココナッツオイルって健康にも美容にも良さそうで、何となくお洒落感もあって万能ですよね!
ココナッツオイルが固まる温度と理由は?
そんな万能なココナッツオイルですが、寒い時期になると白く固まってしまうのはどうしてなのでしょうか?
ココナッツオイルは「飽和脂肪酸」というものに分類されますが、これには低温で固形化するという特徴があるのです!
その飽和脂肪酸の固まる温度は20~25度くらいで半ねり状態に固まり始め、20度以下になると完全に固まってしまいます。
逆に25度以上になると溶けだし、徐々に透明な液体へと変化していくのです。
扱いにくいと言うデメリットはありますが、低温で固形化するというのは言い換えれば「酸化に強い」というメリットがあるんです。
☆酸化に強い=傷みにくい
実際、他のオイルに比べてココナッツオイルが酸化するまでの期間は長く、未開封であれば2年、開封済みなら1年とされています。
ココナッツオイルにはラウリン酸やビタミンEなどの美容・健康成分が含まれていますが、加熱による酸化や消失はほとんどないそうです。
まとめ
ココナッツオイルが固まってしまった時の効率の良い溶かし方はやはり湯せんが一番安全で早そうですが、毎回溶かしていたのでは手間がかかってしかたがありません…。
そんな思いをしないですむように、固まってしまう前に冷やし固めていつでもすぐに使えるようにしておく事がお手軽で便利な方法なのではないでしょうか。
温度によって固まりやすい性質を持ったココナッツオイルを上手く取り入れて食生活に役立てたいですね!
最後に参考までにその他の効果も紹介しておきたいと思います。
- ココナッツオイルの中に含まれている「ラウリン酸」は細菌、ウィルスに対する抗菌効果がある。
- 同じく「ラウリン酸」には抗酸化効果、免疫力アップ効果がある。
- ココナッツオイルには食欲を抑える効果や脂肪の燃焼を促進させる効果があり、皮下脂肪や内臓脂肪の減少が期待される。
- ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸の分解により発生する「ケトン体」はアルツハイマー型認知症の症状を軽減する効果がある。
これらの効果を考えるとしっかり摂りたくなりますが、やはりオイルでもありますし、どんな食べ物も摂り過ぎは身体に良くないので、ほどほどにして楽しみましょうね!