出産を控えたママにとっての出産準備は大変な労力が要りますが、中でも赤ちゃんが身に着けるベビードレスや肌着が一番重要になるのではないかと思います。
初めてのお子さんの場合は新品だけを揃える方が多いと思うのですが、2人目からのお産となると上の子のお下がりを着させてあげるという方も多くいらっしゃると思います。
その場合は長い間押し入れなどで眠らせていたベビー服を洗って使うようになると思いますが、水だけではなく洗剤も入れて洗ったほうがよいのだろうか?
そんな疑問を解決するために、今回は水通しとは何か?、二人目のお下がりは洗剤で洗ったほうが良いか?
おすすめのベビー洗剤の事についてまとめてみたいと思います。
そもそも水通しって何?意味や目的は?
「水通し」という言葉を一度は聞かれた事があると思うのですが、そもそも水通しって何なのでしょう?
水通しとは赤ちゃんが生まれる前の準備として行うベビー服の水洗いの事です。
ピジョン株式会社が「水通し」をする事によってお母さんが我が子の誕生をワクワクと楽しみに待ちながら「幸せな気分」を味わって欲しいとの目的で「水通し記念日」を定め、2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会によりその記念日が正式に認定登録されたそうです。
日付は語呂合わせから3月10日です。
「み(3)ずとお(10)し」で「水通し」としてあります。
赤ちゃんを迎える準備の一つとして「水通し」は「世界一幸せな洗濯」とも言われているそうですよ!
なんて素敵な言葉なんでしょう!
こちらまで幸せな気分になってしまいますよね。
ちなみに、「水通し」を行うのは「いよいよもうすぐ生まれてくるんだ~」と実感を味わうためにも妊娠8~9か月頃がよいとされています。
ところで水通しをするのには主に2つの理由があります。
1.衣類についている「のり」を落とすため
新品のものには「防シワ用」あるいは「形状記憶用」のために「のり」がついている場合が多いのですが、洗濯のりがついているとパリッとするのはよいけれど柔らかい肌触りや汗の吸収率が落ちてしまいます。
代謝のよい赤ちゃんは汗をたくさんかいてしまうので柔らかくて肌触りがよく汗をしっかり吸収してくれるように「のり」は落としておく必要があるのです。
2、ホルムアルデヒドを落とすため
新品の服には「ホルムアルデヒド」という刺激の強い化学物質がついています。
ホルムアルデヒドはシワ対策や防虫効果のために使用されているのですが、とても肌が敏感な赤ちゃんがこの物質を多く含む衣類などに触れると発疹やアレルギーを起こしてまう可能性があるのです。
もちろん、ベビー服には使用できるホルムアルデヒドの厳しい「基準」が定められていますが、たとえ「ホルムアルデヒド対策済」と記載されていても、万が一の事を思えば水通しをしておいたほうが安心です。
これらの理由を考えると大人でも新品の服をそのまま着るよりも一度水洗いをしておいたほうが健康を守る意味でも安心だといえるかもしれません。
バスタオルや普通のタオルの場合は最初に洗ってから使ったほうが肌触りも水の吸収率も全然違うのは明らかですものね!
2人目のお下がりの水通しは洗剤で洗う?
2人目のお下がりのベビー服ですが、やはり長い間収納しておいた事で表面に見えないほこりなどが付着している場合もあるので洗剤を使って洗ったほうがよいです(その場合は新品の物と分けて洗ってください)
お天気の良い日に干して日光消毒をすれば見えない汚れやしみを落としてくれる効果もあるそうです。
ちなみにひどい汚れやシミを落とすためにベビー服の<煮洗いをする>という方法もあります。
その時に準備するものと煮洗いの手順をご参考までに…。
<準備するもの>
- ステンレス製またはホーロー鍋
- 酵素系漂白剤(シャボン玉石けんから発売のものなど)
- 洗濯洗剤(さらさ)
<煮洗いの手順>
- 鍋にお湯を沸かす
- 酵素系漂白剤と洗濯洗剤を入れる
- 15~30分間弱火で煮る
- 洗濯機ですすぎ、脱水して干す
特にシミが目立たないものなら60℃のお湯で浸け置き洗いでも効果があります。
お古の肌着は新品のものより肌触りが良いので実は新生児にピッタリなんです。
ミルクをよく吐く子、あまり吐かない子によって着替えさせる頻度が違うと思いますが、だいたい5枚~10枚くらい肌着を準備しておけばいいと思います。
おすすめのベビー用の洗濯洗剤は?
専門家によればベビー服やタオルは必ず赤ちゃん用の洗濯洗剤で洗わなければいけないことはないそうなんですが、赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの薄さしかないといわれるので一般的な洗濯洗剤では刺激が強すぎる場合があるそうです。
生後どれくらいまでベビー用を使えばよいのか悩むところですが、目安としては新生児用の肌着を着させている頃までは使用するのが無難なようです。
赤ちゃん用洗たく洗剤には、液体、粉末、ジェルボールと3つのタイプがあります。
その主な特徴は下記の通りです。
- 液体タイプ:すすぎが1回でも使用可能なものもあるので節水や時間の短縮になり冬の冷たい水でも溶け残りが少ないので赤ちゃんの肌に負担がかかりにくい
- 粉末タイプ:洗浄力に優れ、皮脂汚れやニオイがしっかり落とせるため離乳食などでの汚れも落としやすい
- ジェルボールタイプ: 軽量や詰め替えの手間が省けて便利だが、洗濯物の量が少ない時にはコストが高くつく
これらの特徴を理解した上で次の4つの項目を考慮しながらおすすめのベビー用洗たく洗剤の第1位~第3位までをご紹介したいと思います。
- 肌へのやさしさ
- 洗浄力
- 消臭力
- コスト費用
以上が特に注目した項目です。
【第1位 】
☆P&G さらさ洗剤ジェル☆
洗浄力もあり、肌にもやさしく大人も赤ちゃんも一緒に使える洗剤です!
【第2位】
☆ヤシノミ洗たく洗剤 濃縮タイプ☆
コストを抑えたい人に、節水、節電、時短まで叶えてくれる洗濯洗剤です!
【第3位】
☆赤ちゃんの洗たく用洗剤 ピュア洗浄カプラス☆
肌にやさしい成分構成でデリケートな赤ちゃんにも使いやすい!
※これらはすべて液体タイプです
まとめ
出産準備の中で「世界一幸せな洗濯」と呼ばれているベビー服の「水通し」の意味、水通しをしたほうがよい理由、二人目のお下がりの洗剤を使った洗濯方法とおすすめのベビー用洗たく洗剤をランキングにしてまとめてみました。
妊娠中、小さな小さなベビー服を見て幸せな気分になれるのも後から思えばほんの束の間!
生まれてからは家事の合間や夜中に何度も授乳したり着替えさせたり、上の子のお世話をしている間に洗濯機を回したりするなど育児ママは本当に大変だと思います。
しかし、子供の成長はあっと言う間なので「あのバタバタだった育児中が懐かしいわ~」と何十年も経った後に思い出されるかもしれません。
想像以上にとてもデリケートな肌の赤ちゃんを守ってあげるためにも「水通し」の方法や「洗たく洗剤の選び方」などに気を配って元気に育ててあげたいですね。